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スタートのコツとトレーニング方法

 
 
【水泳個人レッスンページ】

水泳個人レッスン〜 IMPROVE〜

 

 

泳ぎは速い。

浮き上がりも上手。

キック力もある。

 

しかしスタートが下手な選手は非常に

もったいないです。

 

泳速が速くてもスタートで出遅れて

長所を潰す選手がたくさんいます。

 

日本選手権出場者。

日本選手権決勝進出者でも

スタートの出遅れをよく見ます。

 

 

今回の内容は

 

すぐに治せるスタート修正方法と
飛距離を伸ばすトレーニング方法

 

についてです。

 

 

 

 

 

スタートの飛距離は技術ではない。

 

スタートで遠くに飛べるようになれば

15mまでのタイムや50mのタイムは飛躍的に伸ばす事が可能です。

 

しかし、残念ながらスタートで遠くに飛ぶには

技術で遠くに飛ぶ事は不可能です。

 

 

もう一度言います。無理です。

 

逆に言えばあなたは

今日中にジャンプ力を身につける事はできますか?

今日中に15cm飛べるようになる事はできますか?

 

できないと思います。

 

その為、飛距離を伸ばすには

レーニングで少しずつ飛ぶ距離を伸ばす事しか

方法がありません。

 

 

【飛距離を伸ばす方法①】とにかくスタート練習をする

 

スタートは瞬発的な動作。

50m自由形でも

30秒もない競技時間で

飛んで浮き上がったら

水の中でほとんどは泳いでいます。

 

スタートは

1秒ほどのほんの少しの動作です 

 

その瞬発的な動作であるスタートは

 

とにかく身体に覚えさせる事が重要です。

そうする事で飛び込みの感覚が鋭くなります。

 

 

【飛距離を伸ばす方法②】陸上トレーニン

飛距離を伸ばすトレーニングは2つあります。 
<その1>踏み込みを強くするトレーニン

 

 

レーニングの場所はどこでもかまいません。

 

階段などの小さな段差で

行ってください。

 

左足を段差に乗せて

10回

 

右足を段差に乗せて

10回

 

これで1セット

 

これを2セット以上する事で

 

飛び込みの際の踏み込みが強くなり

 

飛距離だけでなく

スタートの反応も良くなります。

 

【POINT】

 

この陸上トレーニングのコツは

とにかく高く飛ぶ事。

 

そして段差の足で

しっかりと階段や段差を力強く踏む事

がポイントです。

 

<その2>飛距離アップ陸上トレーニン 

 

ジャンプ力があっても

上に飛んでは意味がありません。

 

スタートでは強く踏み込んだら

前に飛ぶ事が大事です。

 

 

なるべく身体全体を下げて

大きく4歩

 

片道4歩ずつで

往復8歩。

 

これで1セットで

 

3セット以上はしてください。

 

【POINT】

この陸上トレーニングのコツは

とにかく前に飛ぶ事。

 

どれだけ一歩で前に進めるかがポイントです。

 

 

水中練習が確保できないマスターズスイマーも陸トレをしておけばOK

 

 

マスターズスイマーは

仕事やプールの営業時間上

しっかりと水中でトレーニングをする事ができない

方もいらっしゃるかと思います。

 

 この陸上トレーニングは

スタートの瞬発力だけでなく

キックの瞬発力も鍛える事ができます。

 

なので、泳げなくても時間を見つけて

上記のトレーニングさえしていれば

少ない水中練習でも自己ベストを更新する事は

十分なトレーニングになります。

 

 

クラウチングスタートにおける足の役割 

 

羽の付いているスタート台では

後ろ足と前足がどのような役割があるのか

 

 

前足が飛距離

後ろ足が反応

 

だと思っています。

 

とにかく遠くに飛んで飛距離を伸ばしたいのであれば

 

前足で思い切り踏み込む事が重要です。

 

 

 

 

実際に前足で思い切り踏み込んだ時の

実践動作です。

 

 滞空時間も伸びますし

飛距離も伸びやすくなります。

 

後ろ足を思い切り踏み込んでも

遠くに飛ぶ事が出来ません。

 

後ろ足は前足より約50cmほど

後ろにありますので

 

いくら後ろ足で踏み込んでも

前足よりも-50cmの飛距離にしかなりません。

 

 

飛距離が伸びないスタートの構え方の例

 

 スタートの構え方が大事なのが

腰の位置です。

 

腰が低ければ低くなるほど

滞空時間も少なる上飛距離も伸びにくくなり

反応遅くなります。

 

実際の例がこちらです。

 

 

 

逆に腰を高くして

構えると・・・

 

 

 

腰が高いだけで

反応もよくなる上

飛距離も高くなりやすくなります。

 

撮影した場所の

スタート台が低い為

飛んでいる距離の違いの差が

わかりにくいかもしれませんが

 

しっかりとしたスタート台で

飛んだらかなり滞空時間が伸びます。

 

【※よくある失敗例】

 

構えた時は腰が高いのですが

動き始めると腰が落ちてしまう方がいます。

 

そうすると

悪い例の時のように落ちるようなスタートになってしまいますので

腰が高いままキープするようにしてください。

 

 

比較映像&スロー再生動画

 

 

 

悪い例と良い例の違いとして

構えた時の腰の位置に大きな違いがあります。

 

 

 

f:id:improveswim:20190206165435j:plain

 

 

こちらの悪い例では

頭よりも腰が低い位置になっています。

それに対して 

 

 

f:id:improveswim:20190206165438j:plain

 

 

良い例では頭よりも腰の位置が

高い事が画像にてお分りになるかと思います。

 

 

よく覚えておいてください。

 

頭よりも腰が高い構え方は

世界トップ選手の共通点であり

この構え方でないと飛距離は伸びないという事 

 

 

忘れないでください。

 

 

スタートが上達する一番の近道とは?

 

スタートが上達する一番の近道はズバリ

 

 

 

これでもか!というくらいスタート練習をする事。

 

 

これが一番の近道である上に

これしかないと思っています。

 

 

スタートは一瞬の動作なので

簡単には直ってくれません。

 

なので、今の感覚を上書きするくらいの

回数のこなす事が一番大事な事です。

 

 

 

段階としては

 

①スタート合図はなしで自分のタイミングで飛ぶ事

 

②スタート合図で飛ぶ事

 

③試合で実践する事

 

 

 

試合で実践して成功すれば

あなたは新しいスタートを体得した事になります。

 

コツコツと練習を住み重ねて

かっこいいスタートを手に入れてください!